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市電事故相手4ヶ月後に死亡
信号青と運転士嘘の説明 −石田管理者責任逃避−

昨年10月12日熊本市花園1丁目の市電通りを横断中の女性(34)が熊本市電(中島孝昭運転士(53))にはねられ重傷を負った(4ヵ月後の去る2月9日死亡)。

事故はスーパー駐車場出入口と反対側に脇道がある。“交叉点”内で発生した。同所には押しボタン式歩行者専用信号機がついており、女性はボタンを押し、歩行者側が青信号になって横断していたと推定される(女性は意識が戻らないまま死亡しているので確認がとれない)。当然市電、車道側の信号は赤の筈である。事故後市交通局の宮崎電車課長は職員らに「中島(市電)の方は青であった、女性は歩道ではなく、交叉点内を斜めに横断していた、うちに責任はない」といった主旨に発言をしている。これは中島運転士が事故処理に当った北署員に「自分の方の信号が青で急に女性が出て来た」と一致する。しかし北署の事故検証では、信号灯横に付いている女性が住むマンションの防犯カメラの映像や目撃者の話などから車道の停止線に車が停止しているのが確認された。

交通局と運転士は北署側の説明で信号無視を認めて被害者家族に謝罪した。中島運転士は「数秒間脇見運転をした」と認めた。同所は、スーパーの出入り車の便宜を考慮して、上熊本駅に向う信号機前に歩行者用横断道があり、その手前に車の停止線が引かれている。新町方向への停止線は、スーパーの駐車場に出入りする車の為、駐車場の出入口の少し手前に車の停止線が引かれ、“交叉点”の幅はかなり広い。従って女性が自宅マンションに向って斜断するのも自然の動きではなかったか。但し交通法規では「歩行者は横断歩道を渡らなければならない」となってはいる。

目撃者の話も錯綜しているこの事故、被害者が死亡した今、真相が解明されるかどうか、運転士の良心が鍵と思う。交通局職員の内部情報によると電車事業がバス事業より赤字幅が大きい為、電車課は赤字減らしにやっ気になっているという。その煽りで運転士不足が続いており、多くの運転士は残業時間が増加、注意力が散漫になる事があるとも云われている。事故原因究明の為、関係当局は事故前の中島運転士の残業時間、運転ローテーションに無理がなかったか調査する要があるのではないか。