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2009年7月号掲載 民主党300議席以上　週刊誌予想は当るか 絶不評の麻生政権が切岸追い詰められて解散した。議場での万歳は一体何だったのか。メディは長年の習慣と片づけていたが、次の選挙で当選が覚束ない「先生」方の万歳には笑えた。 そして例の如く週刊誌の一斉当落予想の発表であった。民主大勝では全紙一致しているが、当選者予想数にはかなりの開きがある。1番少いサンデー毎日は 229、最大は週刊現代の332。他誌は260前後で一致している(何れも7月末現在)。今後も投開票日まで1、2回は当落予想が発表されると思うが、果たしてこれらの予想は適中するのであろうか。立候補予定者個々の予想に加え、各党の獲得議席数の予想は胡散臭い。当確評価の二重丸印、丸印より三角印(黒白で可能性の高低は分けているが)が多い。民主党の獲得議席数177にプラマイ55-83(文春・宮川氏。他誌も同傾向)では当って当り前ではないか。予想に強いのはやはり新聞社系列のサンデー毎日と週刊朝日か。 全国から上って来た資料を政治評論家が分析、評論家独自の情報をプラスしての予測であろう。予想屋さんで名高いのが宮川隆義、福岡政行、森田実の3氏だが、今回は福岡氏の名前を見ない。宮川氏は文春で261、森田氏は朝日で279と予測。サン毎は選挙プランナーの三浦博史が229と予測。現代の民主 332は同氏の取材班らしいが荒っぽさは相変らずだ。熊本県下を見ても、前回得票数と次回予想数を挙げているが、熊本2区福嶋113,000、林田 78,000。3区後藤56,000。坂本55,000で、三浦の名前はない(8月15日付では坂本に○印、三浦の名前も掲っている)。同誌は相変らず「民主の300議席超え確実に」と元気がいい。 天下のNHK(1番正確か)も既に2回目の世論調査を行っているが、新聞同様影響力が大きい為公表は行わず、開票時に活用する。そのNHKの調査で、熊本の某区は対立候補にWスコアで敗北となったらしい。又、競っている某区も民主やや優勢と出ているらしい。当欄は「当日の天候次第で自民が予想外の善戦をする」と見るが如何であろう。厳しい残暑、降雨で投票率は上下する。自民大敗は間違いないが。 (文中一部敬称略) 最新コラム　｜　過去のコラム一覧